国内トップシェフによる愛媛県産ブランド牛「愛媛あかね和牛」を使ったオリジナル料理の試食会が20日、松山市湊町5丁目のいよてつ高島屋であった。関係者約30人がイタリアンや中華などに調理された計7品を味わった。
 あかね和牛の知名度向上と販路開拓を図ろうと、県が料理専門誌「料理王国」と連携して実施。格付け本「ミシュランガイド」で一つ星を獲得したイタリア料理店「ピアット スズキ」(東京都港区)の鈴木弥平シェフら計6人が腕を振るった。
 低温で火を入れて肉汁を閉じ込めたカルパッチョや、すね肉とあえたショートパスタなど趣向を凝らした逸品が次々と登場。鈴木シェフは北イタリアの郷土料理風に仕上げたテリーヌを提供し「あかね和牛は脂が溶けやすく、肉質が柔らかい。生産量が多くなれば店でも使いたい」と話した。