「18歳選挙権」が初めて適用される22日公示の参院選で、愛媛県内の高校生らが「全国高校生未来サミット」を企画している。高校生の目線で政治について考え、主権者としての自覚を持つのが目的で、投開票の7月10日、松山市道後町2丁目のひめぎんホールで開催予定。高校生へ参加を呼び掛けている。
 松山東高、松山西中等教育学校、新田青雲中教校などの生徒が4月に実行委員会を立ち上げ、高校生だけで運営に当たる。
 選挙権年齢を18歳以上に引き下げる改正公選法が成立した昨年6月から、共同代表で松山東高3年の鷲野天音さん(18)が呼び掛けてきた。「高校生は知識が足りずに周囲に流され、自己決定に基づく投票ができないのではないかと懸念した」と背景を明かす。
 サミットでは高校生有志が「政治と私」をテーマに意見発表するほか18歳選挙権、消費税増税といった社会問題についてのシンポジウムも予定する。