上島町で20人に投票用紙を誤交付 参院選
愛媛県の上島町選挙管理委員会は10日、同町岩城の岩城北集会所に設置した参院選投票所で、有権者20人に対し、選挙区と比例代表の投票用紙を取り違えて渡すミスがあったと発表した。町選管によると、全員投票を終えており、無効票になった可能性が高い。
町選管の説明では、10日午前7時~同58分ごろ、交付係の職員が集会所を訪れた26~90歳の20人に、選挙区の投票用紙を渡すべきところを誤って比例代表の用紙を渡し、その後、別の職員が比例の投票の際に選挙区の用紙を交付した。机に用紙を取り違えて置いており、20人目の投票が終わった後、職員が気付いた。
比例の用紙に選挙区の候補者名、選挙区の用紙に政党名を書いて投票すると無効になる。町選管は全員を訪問するなどして謝罪した。町選管の近藤久治委員長は「貴重な票を無駄にする結果となり、有権者の方々に深くおわびする。初歩的なミスであり、今後は厳重にチェックしたい」とコメントした。