「夏目漱石没後100年記念 俳都松山キャラバン2016in新宿~十七音が景色を変える」(松山市主催)が17日、漱石が生まれ生涯を閉じた東京都新宿区の区民ホールで開かれた。俳都松山大使の俳人夏井いつきさんの講演などがあり、来場者約450人が愛媛県の松山や俳句の魅力に触れた。
 イベントは、俳句を通して松山を発信する俳都松山事業の一環。松山市と新宿区は、2017年に漱石・正岡子規の生誕150年を迎えることから主催事業を相互支援する「歴史・文化・観光交流に関する協定」を結んでいる。
 夏井さんは全国の高校生が松山に集う俳句甲子園の開催経緯や舞台裏を紹介。今年で第19回を迎える歴史の中で、大会OB・OGが運営に関わるようになったエピソードなどを語り「俳句をきっかけに松山を愛してくれる若者が増えている」と交流を語った。