県内百貨店売上高、4ヵ月連続前年割れ
中国四国百貨店協会が20日発表した愛媛県内百貨店2店の6月売上高は36億2380万円(前年同月比1.8%減)で、4カ月連続の前年割れだった。中元や一部の季節商品は堅調だったが、高級品や衣料品などに弱含みの動きがみられた。
店舗別では、いよてつ高島屋が23億7637万円(1.3%減)。4月の売り場改装効果が続き、化粧品は54.8%増の1億4817万円だったが、美術・宝飾・貴金属は16.7%減った。
松山三越は12億4743万円(2.9%減)。焼き肉用食材などが好調だった食料品は4.0%伸びた。夏物商戦で、寝具や食器といった家庭用品は3.0%増だったが、サンダルなど身の回り品は11.2%減。
中元商戦では、早期購入特典や各店独自の限定商品展開が奏功し、いよてつ高島屋で2割増、松山三越で1割増となった。
協会は「株価低下の影響が高額品の低迷や衣料品の苦戦に出ている」などと分析した。
四国の5店の合計売上高は74億4562万円(4.9%減)だった。