「土用の丑(うし)の日」の30日、愛媛県内は高気圧に覆われ、松山地方気象台によると、15観測地点のうち14カ所で30度を超える真夏日となった。松山市の鮮魚店では、大勢の客が夏バテ防止へウナギのかば焼きを買い求めた。
 同市西一万町の土屋鮮魚本店では、県産を中心に体長50~60㌢のウナギ2800匹を用意。店先でたれを塗るなど食欲をそそる香りを漂わせながら、かば焼き作りに汗を流していた。中原健太郎店長(40)は「絶滅危惧種に指定されて以来、仕入れ値の高騰は続くが、値段は据え置いている。スタミナを付けて暑さを乗り切ってほしい」と話した。