相模原市の障害者施設殺傷事件を受け、愛媛県警察八幡浜署は1日、八幡浜市と伊方町の障害者施設11カ所で緊急の防犯点検・防犯指導を始めた。交番・駐在所員が巡回して警報装置や防犯カメラの設置状況などを確認し、防犯上の注意点を助言する。3日まで。
 署管内には障害者の通所施設があり、利用者の安全確保に役立ててもらおうと実施。八幡浜市松柏の市障害者施設「いきいきプチファーム」には駅前交番の2人が訪れ、緊急通報装置や防犯カメラ、護身用具、出入り口の防犯状況などを中井一恵施設長から聞き取った。
 笹山義介巡査部長は「緊急時の通報態勢に加え、現状の防犯設備をしっかり見直してほしい」とアドバイスした。