スマートIC事業化推進 東温市など準備会設立
松山自動車道・松山インターチェンジ(IC)―川内IC間で自動料金収受システム(ETC)搭載車専用の「東温スマートIC(仮称)」設置を目指す愛媛県東温市は1日、設置場所や運営計画を検討する準備会を設立した。関係機関と連携し、早期の事業化を目指すことを確認した。
準備会は、市と国土交通省四国地方整備局、県、西日本高速道路四国支社で構成。今年5月、国が必要性を調査する新設候補地に同ICが選ばれたのを受け、設置場所や周辺の整備計画、費用負担などの詳細な検討を進める。
市役所であった会で高須賀功市長が「今後のまちづくりの基盤としてなくてはならないもの。実現に向け取り組んでいきたい」とあいさつ。医療機関や工業団地が集中する周辺環境、松山都市圏の渋滞状況の報告があり、地域経済の活性化や救急医療活動の強化など、IC設置の効果について確認した。