相模原の障害者施設殺傷事件を受け、愛媛県大洲市市木の障害者施設「大洲学園」は9日、大洲署の協力で、不審者侵入に対応する訓練を行った。地域社会に開かれた施設を目指す中、外部からの凶行をいかに防ぐか、警備の在り方を再考した。
大洲学園は未成年、成人の68人が入所。警備面でもイベント面でも閉ざされた施設にならないよう尽力してきたが、現在の警備態勢では相模原のような事件に対応できないと考え、大洲署に指導を依頼した。
訓練には職員約30人が参加。包丁を持った不審者役の大洲署員が侵入してくると、男性職員が刺股で応戦。その間、別の職員が通報し、警官到着までの数分間時間を稼いだ。