文化財答申「今治ラヂウム温泉」 親子で水遊び満喫
1927年築で文化審議会が国の有形文化財登録を文部科学相に答申した愛媛県今治市共栄町4丁目の「今治ラヂウム温泉」の2日間の公開イベントが10日に始まり、市内の親子10組が八角ドームの浴場で水遊びを楽しんだ。11日はガイドツアー(受け付け終了)がある。
2014年3月末から休業中の浴場の4カ所に水を張り、園児と児童が水鉄砲やおもちゃを手に大はしゃぎ。同市の幼稚園児(3)は「面白い」と満足し、父親(48)は「初めてだが趣があり、ぜひ後世に残してほしい」と願っていた。
創業者・村上寛造さんのひ孫の恵理さん(36)=東京=は「参加した母親から、子どもに目が届く規模の水遊び場所が近くにないと聞き、建物活用のヒントになった」と語っていた。