世界に知られるウサギのキャラクター「ミッフィー」を生んだオランダの絵本作家ディック・ブルーナの作品を再現したタオルアート展が、愛媛県今治市朝倉上のタオル美術館ICHIHIROで開かれ、タオルの質感を生かした愛らしい姿が来場者を和ませている。2017年2月19日まで。
 グラフィックデザイナーでもあるブルーナの初期のデザインやミッフィーの絵本、社会活動のポスターなどを題材とした約80点を展示。ジャカード織り、朱子織り、インクジェットプリントといった技法を駆使し、1955年以降のミッフィーの変遷をたどる作品も人気を集めている。
 企画した同館の佐伯知春さんは「手描きのアウトラインを織りでもプリントでも巧みに再現するなど細部へのこだわりを見てほしい」と呼び掛けている。