南予の和太鼓グループとプロの奏者が共演する「南予和太鼓フェスティバル」が19日、愛媛県宇和島市中央町2丁目の南予文化会館であった。各団体の迫力あるパフォーマンスや、世界的な太鼓奏者林英哲さん(64)の圧巻のステージに、県内外から集まった約1200人の観客がくぎ付けになった。
 南予の芸能文化の魅力発信を目的に「えひめいやしの南予博2016」の広域コアイベントとして開催。ゲストの林さんは1984年、和太鼓ソリストとして初めて米・カーネギーホールで演奏するなど、新たな表現を開拓し続けている。
 フェスではまず、津島太鼓集団雅(宇和島市)や太鼓集団魁(鬼北町)など5団体が登場。バチが折れるほどの熱い演奏で会場を盛り上げた。
 続いて、林さんと若手ユニット「英哲風雲の会」が世界を魅了するステージを披露。スピード感あふれる演奏で、力強い音を響かせた。