愛媛県今治市内在住者らの美術作品が並ぶ「第68回市展」が24日、同市旭町1丁目の河野美術館で始まり、趣向を凝らした力作が来場者を楽しませている。10月2日まで(9月26日は休館)。
 市教育委員会が毎年開催。洋画、日本画、書道、写真、彫刻、工芸、デザイン、版画の8部門に計422点が出品された。
 今回は瀬戸内しまなみ海道をはじめ県内の風景を切り取った絵画やカラフルな手ぬぐいのデザイン、今にも動きだしそうなサルの彫刻などが並ぶ。
 24日の開展式で高橋実樹教育長は「市展は今治に秋の到来を感じさせる。魂のこもったあふれる感情が表れた多彩な作品には感動をもらえる」とあいさつした。最終日は午後1時~2時半に、市展運営委員が展示作品を案内する市民鑑賞会を開く。