弓削商船高専卒業式・修了式 人生の航海 決意新た
愛媛県上島町弓削下弓削の弓削商船高等専門学校(木村隆一校長)で25日、商船学科(修業5年半)の卒業式と専攻科・海上輸送システム工学専攻(2年)の修了式があり、卒業生38人と修了生3人の船出を保護者や在校生ら約770人が祝った。
木村校長が「習得した応用実践力と高度な知識技能はスペシャリストになるための要素を多く含んでいる。それを基礎とし、今後も高めていくよう祈念する」と式辞。卒業生を代表して政宗夏帆さん(21)が「決して諦めず、少しずつ確実に人生の目的地へと航海を続けたい」と決意を述べた。
式後、卒業生らは横一列に並んで「ごきげんよう」とあいさつ、帽子を力いっぱい頭上に投げて学びやに別れを告げた。
商船学科は5年半の課程を修了すれば、3級海技士の筆記試験などが免除される。同校によると、本年度の卒業生と修了生は全員、県内外の海運会社などに就職する。