新居浜・一宮神社で地鎮祭 約120年ぶり建て替え
愛媛県新居浜市を代表する神社の一つで、約120年ぶりの建て替えを進めている一宮神社(同市一宮町1丁目)の旧社殿の取り壊し工事が終了し、28日、新社殿建設に向けた地鎮祭が同神社で開かれた。
28日までに幣殿や拝殿などを解体。本殿は残されるが、建物基礎を改築するため約15メートル後方にずらされており、市民に長年親しまれた旧社殿があった場所は更地となっている。
地鎮祭には工事関係者や氏子総代ら約40人が参列。同神社の矢野哲夫宮司ほか神職3人が、供物を地中に埋めたり、建設地(239.4平方メートル)の四角でおはらいする「四方祓い(ばらい)」を行ったりして神事を進め、工事の安全などを祈願した。
氏子代表らでつくる社殿建築奉賛会の加藤良一会長は「耐震性を強化し、建材にもこだわって200~300年耐える神社にする。個人や企業など多くの支援を受けつつ、全力で立派な社殿の建設を成し遂げたい」と話した。