愛媛県今治市玉川町鈍川日之浦の県道沿いの田んぼに名物の「稲わらイノシシ」が17日に完成した。今年は初のわらぐろや木彫りアートとセットで、来年1月予定の「とんど祭り」まで地域をにぎわせる。
 地域活性化と域外との交流促進に向け地元協議会(越智要会長)が2014年から制作しており3回目。わら集めから約2カ月の準備を経て長さ約5メートル、高さ約3メートルのイノシシとわらぐろ2セットを16日に設置した。
 今年は地域住民らの木工クラブがスギとクスノキでイノシシ、サル、ウサギを2体ずつ彫って17日に配置。毛並みも再現した躍動感あるほぼ実寸大の作品は山村の風景と調和し、同協議会は「今回は大きい稲わらイノシシは用意できなかったが、わらぐろや彫刻で変化した会場を楽しんでほしい」と呼び掛けている。