児童虐待防止のシンボル「オレンジリボン」などを配る啓発キャンペーンが3日、愛媛県松山市湊町5丁目の坊っちゃん広場周辺であり、県職員15人が通行人に地域ぐるみでの子どもの見守りを呼び掛けた。
 児童虐待防止推進月間(11月)に合わせて実施。職員は、最寄りの児童相談所につながる全国共通ダイヤル「189」や、不自然なあざや栄養失調状態、無表情といった目を配るポイントを記したカードなどを手渡した。
 12日からは「女性に対する暴力をなくす運動」も始まるため、シンボルの「パープルリボン」を描いたグッズも配った。
 県によると、昨年度の県内3児童相談所の児童虐待相談対応件数は718件。県は「命に関わる問題。虐待かなと思った時は、児童相談所に連絡してほしい」と話した。