教育や文化などで国際交流を進めようと、愛媛県宇和島市文京町の宇和島南中等教育学校と台湾の永豊高級中学が7日、姉妹校提携を結んだ。共に中学・高校6年制の両校は英語の授業でのテレビ会議や交換留学などを予定している。
 宇和島南中教校生が1月、フィールドワークの一環で永豊高中を訪問したのがきっかけ。県教育委員会によると、県内の中高一貫校が台湾の学校と姉妹協定を結ぶのは初めてという。
 宇和島南中教校であった調印式には、生徒24人を含む永豊高中の関係者計約30人も出席。宇和島南中教校の池田浩校長が「両校の関係をより強いものに育てたい」とあいさつし、永豊高中の林裕豊校長は「生徒が国境を超えた国際観を養えるよう期待している」と述べ、協定書に署名した。
 式後の歓迎セレモニーでは、宇和島南中教校邦楽部による琴の演奏や永豊高中生のダンス披露があった。ほかにも両校の生徒が互いに学校や地元を紹介し合い、友好を深めていた。