松山大街道商店街振興組合は7日、愛媛県松山市大街道2丁目の同商店街アーケード内に、テーブルや椅子を設置した休憩場所「座り場」を設けた。イベント開催時などを除いて常設予定。市民らの利便性向上を図り、商店街全体のにぎわい創出を目指す。
 場所は休憩スペース「HOJAKEN(ほじゃけん)大街道」前付近。組合によると、以前から「座れる場所がほしい」という要望が買い物客らから挙がっており、昨年試験的に設置したところ好評だったため常設を決めた。
 椅子30脚、テーブル10台、ベンチ2台を配置し、最大35人程度が利用可能。プランターの植栽なども並べ、居心地の良さにも配慮した。設置時間は午前9時~午後6時ごろ。
 7日午前中には早速、椅子に腰掛ける利用者も。松山市駅から歩いてきたという市内の男性(90)は「疲れたので休憩していた。こういう場所があるのはとてもありがたい」と歓迎していた。
 組合の日野二郎理事長は「座り場の存在を広め、たくさんの方に利用していただきたい」と話している。