明治14年の写真27枚一挙紹介 新居浜・別子銅山
別子銅山の近代化が進む1881(明治14)年の様子を記録した「別子鉱山写真帳」を中心に当時を振り返る企画展「別子銅山近代化の息吹」が愛媛県新居浜市上原2丁目の市広瀬歴史記念館で開かれている。12月4日まで。
記念館など所蔵の同年の写真帳に記録されている全27枚を一挙に紹介するのは初めて。絵図などの史料と合わせて約50点を展示している。
明治時代の別子銅山は初代住友総理事の広瀬宰平が雇ったフランス人技師ルイ・ラロックが著した「別子鉱山目論見書」を参考に近代化を進めた。写真でラロックの計画と合致する部分などをたどることができる。銅山発展の契機となった時代を表す写真と対比させるため、絵図や書類も付近の年代に絞った。
久葉裕可館長は「拡大した写真では写り込んでいる広瀬宰平や人々の生活の様子も分かる。別子銅山発展の歴史だけでなく、背景の風俗など自由な楽しみ方で見てほしい」と話している。入場料は520円、中学生以下無料。月曜日と祝日の翌日が休館日。
明治14年の写真27枚一挙紹介 新居浜・別子銅山
別子銅山の近代化が進む1881(明治14)年の様子を記録した「別子鉱山写真帳」を中心に当時を振り返る企画展「別子銅山近代化の息吹」が愛媛県新居浜市上原2丁目の市広瀬歴史記念館で開かれている。12月4日まで。
記念館など所蔵の同年の写真帳に記録されている全27枚を一挙に紹介するのは初めて。絵図などの史料と合わせて約50点を展示している。
明治時代の別子銅山は初代住友総理事の広瀬宰平が雇ったフランス人技師ルイ・ラロックが著した「別子鉱山目論見書」を参考に近代化を進めた。写真でラロックの計画と合致する部分などをたどることができる。銅山発展の契機となった時代を表す写真と対比させるため、絵図や書類も付近の年代に絞った。
久葉裕可館長は「拡大した写真では写り込んでいる広瀬宰平や人々の生活の様子も分かる。別子銅山発展の歴史だけでなく、背景の風俗など自由な楽しみ方で見てほしい」と話している。入場料は520円、中学生以下無料。月曜日と祝日の翌日が休館日。