土居高生が商品開発に奮闘 四国中央 水引の魅力伝えたい
伊予の水引の魅力を広く伝えたい―。結納品や金封など祝いの席を彩る水引細工を使った新たな商品開発を、特産地・愛媛県四国中央市にある土居高校の生徒が地元企業と共同で手掛けている。マーケティングに活用しようと、市産業祭で工作キットを無料提供する計画。高校生の視点で地元の伝統工芸をもり立てようと奮闘している。
同校は昨年度、県の「若者育成モデル事業」の指定校となり、市内の水引業者・有高扇山堂(村松町)と連携し商品化を学んだ。本年度は同校の独自事業として、普通科ビジネスコースの3年生22人が取り組んでいる。
15、16の両日は、月見をイメージしたキットを仕上げ。独自のウサギのキャラクター「あいらび」の包装紙や制作マニュアルは、商品開発班10人が中心となり試行錯誤して完成させた。月やススキなどをかたどった水引は、同社が提供した。
産業祭ではキットの提供と同時に、商品化した場合の価格設定や完成度などを問い今後に生かす。班代表の男子生徒(18)は「小さな子どもが作ることも想定し、説明書にふりがなを付けた」。10年ほど水引細工の経験がある男子生徒(18)は「紙の糸があらゆる形に変化する水引の素晴らしさを知ってもらいたい」と目を輝かせていた。
産業祭は19、20の両日、伊予三島運動公園体育館(中之庄町)で。キットは19日に先着10点で提供する。生徒による水引細工の実演や体験コーナーもある。
土居高生が商品開発に奮闘 四国中央 水引の魅力伝えたい
伊予の水引の魅力を広く伝えたい―。結納品や金封など祝いの席を彩る水引細工を使った新たな商品開発を、特産地・愛媛県四国中央市にある土居高校の生徒が地元企業と共同で手掛けている。マーケティングに活用しようと、市産業祭で工作キットを無料提供する計画。高校生の視点で地元の伝統工芸をもり立てようと奮闘している。
同校は昨年度、県の「若者育成モデル事業」の指定校となり、市内の水引業者・有高扇山堂(村松町)と連携し商品化を学んだ。本年度は同校の独自事業として、普通科ビジネスコースの3年生22人が取り組んでいる。
15、16の両日は、月見をイメージしたキットを仕上げ。独自のウサギのキャラクター「あいらび」の包装紙や制作マニュアルは、商品開発班10人が中心となり試行錯誤して完成させた。月やススキなどをかたどった水引は、同社が提供した。
産業祭ではキットの提供と同時に、商品化した場合の価格設定や完成度などを問い今後に生かす。班代表の男子生徒(18)は「小さな子どもが作ることも想定し、説明書にふりがなを付けた」。10年ほど水引細工の経験がある男子生徒(18)は「紙の糸があらゆる形に変化する水引の素晴らしさを知ってもらいたい」と目を輝かせていた。
産業祭は19、20の両日、伊予三島運動公園体育館(中之庄町)で。キットは19日に先着10点で提供する。生徒による水引細工の実演や体験コーナーもある。