自慢の鼻アピール 嘱託警察犬へ審査会 訓練の成果披露
2017年度の愛媛県警嘱託警察犬の審査会が17日、松前町中川原の重信川河川敷多目的公園であり、シェパードなど40匹が自慢の鼻を利かせ、日ごろの訓練の成果を披露した。
県警の台野寿刑事部長が「さまざまな機械が発達してきたが、嗅覚で犬に勝るものはない。捜査では警察犬が頼りになる」とあいさつ。審査は、4分以内でにおいを頼りに170歩の足跡をたどり、遺留品などを探す足跡追及と、五つの布から同じにおいを選ぶなどする臭気選別の2部門で実施し、日本警察犬協会本部の審査員らが正確性などをチェックした。
今治市東村2丁目、訓練士徳永達実さん(64)は「去年は12匹参加し10匹が嘱託犬になれた。普段の力が出せれば合格できるはず。今回も同じくらいの成績を残したい」と意気込んだ。
嘱託犬は12月中に決まる予定で、17年4月1日から1年間活動する。