紅まどんな出荷始まる JAえひめ中央 高級かんきつ
贈答用として人気の高級かんきつ「紅まどんな」の出荷が17日、愛媛県内生産量の約7割を占めるJAえひめ中央(松山市)で始まった。県内のほか、関東や関西の百貨店などで19日から一斉に販売を開始し、1月上旬ごろまで出荷する。
松山市福角町の堀江選果場では、光センサーで糖度や酸度を1個ずつ測定。作業員が大きさや品質別に丁寧に箱詰めした。
紅まどんなは県が開発した「愛媛果試第28号」のうち糖度や酸などの基準を満たした厳選品。JAえひめ中央管内における愛媛果試第28号の2016年産予想生産量は、前年実績比17%増の1686トン。9月の高温多雨や日照不足で糖度の低下が懸念されたが、酸味が少なくおいしく仕上がっているという。
17日は、JA全農えひめやJAえひめ中央の関係者が県庁を訪れ、中村時広知事に紅まどんなを贈呈した。
JAえひめ中央は販売初日となる19日午前、松山市湊町8丁目の農産物直販所「太陽市(おひさまいち)」で試食宣伝販売を行う。