主権者教育、新聞に役割 子ども記者活動など研究成果発表
全国の研究者や教員、新聞関係者らが集まり、NIE(教育に新聞を)の役割や進め方などを考える日本NIE学会の第13回大会(愛媛新聞社など後援)は27日、松山市文京町の愛媛大で自由研究発表があり、2日間の日程を終えた。
四つの教室に分かれ、学会員や大学院生らが、地域紙と連携した子ども記者活動、NIE学習の評価方法など多彩なテーマで研究成果を発表した。
愛媛大大学院教育学研究科2年の学生(24)は、1月に県選挙管理委員会と合同で松山東高1年生に行った、主権者育成のための授業について報告。模擬投票で架空の候補者を選ぶ際、政策や社会情勢について考えるために、商店街の再開発や、環太平洋連携協定(TPP)合意に対する県内ミカン農家の反応を伝える新聞記事を使ったことを紹介した。
<大会の特集記事を12月17日付で掲載します>