愛媛県松山市中心部の冬を彩るイルミネーションイベント「光のおもてなしin Winter~アクア・フェリーチェ」が同市丸之内の松山城二之丸史跡庭園などであり、色とりどりの電飾が華やかなムードを演出している。2017年2月14日まで。地元商店街などでつくる花園町通りにぎわい創出実行委員会と市が主催。
 昨年まで中心部の花園町通りで実施していたが、「恋人の聖地」である史跡庭園の魅力を高めようとエリアを拡大。伊予鉄道松山市駅から花園町通りを経て、同園までの動線に約10万個の電飾を飾った。
 メイン会場の同園は10エリアに分け、噴水形やベンチ形などのオブジェを設置。23日は池の水面(みなも)に反射した光がきらきら揺れ、カップルや親子連れ、県外からの観光客らが写真を撮っていた。松山市東野4丁目から家族で訪れた6歳と4歳の姉妹は「すごくきれい。(オブジェの)丸い光がかわいい」と話していた。
 同園のライトアップは期間中の週末を中心に26日間。市観光・国際交流課によると、同園は1992年にオープンし、2015年に過去最高の6万2811人の入園者を記録。16年も約6万人を見込み「松山城の利用者増加に伴う認知度アップや交通機関とのセット券販売などが奏功した」としている。