いじめゼロへ心込め、事例研究や意見交換 松山の小中生教員ら300人
いじめをなくす方法を探る「いじめ0ミーティング」が26日、愛媛県松山市湊町7丁目の市総合コミュニティセンターであり、市内全小中学校の代表児童生徒や新任教員、保護者計約300人が事例研究やメッセージづくりを通じて意見を交わした。
市教育委員会が2006年度から毎年開催。15年度のミーティングで決定したインターネットによるいじめを防ぐ行動宣言の活用について鴨川中2年の岡本知優さん(14)と山口愛さん(14)は、書き込みやメールの決まりを定めた「鴨中版SNS(会員制交流サイト)ルール」を紹介した。
事例研究では、児童生徒と教員、保護者が10人ほどのグループで話し合い。生徒らは「お互いのいいところを見つけることが大切」「解決できないときは親や先生に相談するべきだ」と活発に発言し、教員は「相手の行動の理由を聞いて理解して」などと助言していた。