期待のサツキマス海へ、産官学連携の試験養殖 愛南・いけすに2500匹
愛媛県愛南町の新しい養殖魚として町内の産官学が連携して研究に取り組んでいる「サツキマス(アマゴ)」の海への放流作業が11日、同町中浦の中浦漁港であった。関係者約10人が順調な成育を願い、約2500匹をいけすに放った。
サツキマスは川魚アマゴのうち海に下って成長する個体の名称。愛南漁協青年漁業者連絡協議会や愛媛大南予水産研究センターなどが連携し2014年度から試験養殖を進めている。
今回放したのは、障害者の就労支援などを行うNPO法人「ハートinハートなんぐん市場」が管理する陸上養殖施設で15年12月にふ化させ、200グラム前後にまで育てたアマゴ。希釈した塩水で2日間、海の環境に慣らしていけすに移した。