エボラ出血熱やペストなど、強い感染力があり重篤な症状が出る1類感染症に対応する県内初の「第1種感染症病床施設」が11日、東温市志津川の愛媛大医学部附属病院に開所した。患者の早期診断や治療を通じ、二次感染防止に努める。
 愛媛大病院によると、受け入れ対象は1類感染症の疑い患者。施設は鉄骨造りで地上1階、地下1階。延べ床面積約347平方メートル。病室2部屋や検査室のほか、外部へのウイルス流出を防ぐための陰圧システム、排水を煮沸消毒する設備なども備える。治療は感染症の専門医や看護師約22人が担う。