歴史ある木造校舎にひな人形などを飾る「おひな様学校」が5日、愛媛県八幡浜市日土町の旧日土東小学校舎で始まった。約5千体の人形が教室や廊下、階段を埋め尽くし、華やかな雰囲気を演出している。4月16日まで。
 1951年築の木造2階建て校舎は、日土地区出身の故木村保一氏(1886年ごろ~1973年)が設計。おひな様学校は、地区の誇りである旧校舎を活用しようと、住民有志で日土東小が閉校する直前の2014年3月から実施している。
 5、6年生の教室には、この1年間で県内各地から譲り受けた七段飾りや五段飾りがずらり。3、4年生の教室では机の上に置かれた童人形などが黒板を向き、授業を受けている様子を表現した。日土小児童や日土保育所の園児の書道や絵などの作品も展示している。