「佐助」安全啓発助け 児童らはんてん姿で呼び掛け
大正期に立川文庫から出した講談本で「猿飛佐助」を世に広めた山田阿鉄ゆかりの愛媛県今治市常盤地区の国道317号沿いで9日、佐助をあしらったはんてん姿の児童らがドライバーに交通安全をPR。早めのライト点灯やシートベルト着用を熱心に呼び掛けた。
春の全国交通安全運動に合わせて実施。阿鉄ら山田一族の墓がある常盤地区から、常盤小児童と保護者、今治交通安全協会常盤支部、猿飛佐助を広める会の計約50人が参加した。
児童らは、広める会と児童育成クラブが今年新調し「猿飛佐助」の名とイラストを入れたはんてんをまとい、今治市常盤町6丁目の国道沿いに集合。佐助が仕えた真田家の家紋「六文銭」の幕も張り、往来の車に「危ない 携帯電話」などのプラカードを指し示した。