「愛媛育ちのまるごとトロ」本格出荷 愛南
愛媛の新たな養殖魚スマ「伊予の媛貴海(ひめたかみ)」の本格出荷が9日、県内唯一の養殖地愛南町で始まった。人工ふ化で誕生させた親魚の子を育てる「完全養殖」の出荷は初で、2017年度は約2千匹を1キロ4千円で販売する予定。県や販売窓口の愛南漁協が「愛媛育ちのまるごとトロ」と銘打ち、高級ブランド魚として全国の飲食店や百貨店に売り込みをかける。
9日は愛南漁協深浦本所で出荷式があり、関係者ら約50人が出席。中村時広知事はあいさつで、マグロに比べ魚体が小さいスマは店舗での取り扱いが容易なため「新たなマーケットの開拓ができる」と自信を示し、「県産養殖魚の大きな目玉にしたい」と述べた。漁協の立花弘樹組合長が媛貴海の基準を満たす個体であることを確認し、県外や町内の飲食店に向け約40匹を出荷した。