「新年元気に、餅どうぞ」 児童ら高齢者訪問
年末年始を温かい気持ちで迎えてもらおうと、愛媛県松山市石井地区の星岡町内会で独居高齢者宅への食事サービスを行っている住民グループ「星ぐるま」が23日、地元の独居高齢者や要援護者ら約60人を訪問し、つきたての餅をプレゼントした。
星ぐるまは、2010年5月から月1回、高齢者宅への手作り弁当の配達を実施。年末の訪問は、星岡おやじの会や地元児童の協力を得て12年から行っている。
約25人が朝から星岡集会所に集まり、約20キロのもち米を使って餅つき。おやじの会の有志が何度もきねを振るい、子どもたちも慣れない手つきで挑戦した。つき上がった餅を星ぐるまのメンバーや児童が丁寧に丸めた。子どもたちはサンタクロースの帽子やトナカイのカチューシャをつけ、高齢者宅を手分けして訪問。「元気で新年を迎えてください」と声を掛けながら手渡した。