ソメイヨシノの開花宣言が昨年、日本一早かった愛媛県宇和島市で6日、市民による「さくら観測」の開始式があった。同市和霊町の丸山公園にある標本木前に観測員や地元の小学生ら約40人が集まり、まだ約7~8ミリの小さな花芽を見守った。
 気象庁の宇和島測候所が2005年に無人化されたため、市が気象庁OBらを観測員に委嘱し独自の開花宣言をしている。昨年は3月21日に鹿児島などと並び日本一を記録した。
 今年は桜の成長に必要な平均気温5度以下の日が続かなかったため、開花は昨年より遅い24日ごろになりそうだという。