愛媛県八幡浜市教育委員会は21日、八代中学校(八代1丁目)で、理科の実験で使う医薬用外劇物「硫酸銅」の粉末145グラムを紛失したと発表した。男性教員がプラスチック容器に460グラムが入った状態で教室に放置し、複数生徒が勝手に持ち出したとみている。21日朝、315グラムは校門近くで容器とともに回収したが、残りは見つかっていない。同校は21日、八幡浜署に盗難届を出した。
 市教委や同校によると、理科担当の教員(43)が15日午前、理科室で実験用の硫酸銅容器を開封し、教卓に置いて教室を離れた。昼休みなどを挟んだ約90分後の授業開始時になくなっていることに気付いた。