愛媛県今治市のアマチュアサッカークラブ、FC今治の岡田武史オーナーが11日、市役所を訪れ、菅良二市長に日本フットボールリーグ(JFL)昇格を逃した就任1年目の成績を報告した。
 日本代表監督も務めた岡田氏は昨年10月オーナーに就任し、世界に通用するクラブづくりと地域活性化を目標に掲げている。FC今治は今季、8チームで争う四国リーグを2年ぶりに制覇。JFL昇格を懸け、6~8日に松山市で開かれた全国地域リーグ決勝大会1次ラウンドに出場したが敗退した。
 岡田オーナーは「当初は岡田が今治で何をするんだろうと思われていた。地域に徐々に理解してもらい、行政からも絶大な支援をいただいたが、クラブ全体として経験が不足していた」と総括。「勝負や経営に対してもっと厳しく、もっとエネルギーを注がないといけない。来季は絶対的な力で昇格を果たしたい」と決意を述べた。