21日は二十四節気の「冬至」。一年で最も昼が短く、この日を境に少しずつ長くなる。また、正月準備で慌ただしくなる年の瀬でもある。
 愛媛県松山市木屋町3丁目の和菓子店「林仙堂」では、冬の花のツバキやスイセンをイメージした上生菓子をこしらえている。職人があんと求肥(ぎゅうひ)を手やへらを使って、一つ一つ丁寧に成形。最後に寒天液を表面に塗り、鮮やかな光沢を出していた。
 林聖二代表(54)は「彩りがよく、正月のおもてなしに使ってほしい」とすすめている。年末は鏡餅作りで忙しくなるという。