第31回松山市民能が3日、愛媛県松山市道後湯之町の大和屋本店であった。小学生から大人までが謡や舞を披露し、観客から大きな拍手が送られた。
 松山藩お抱え能役者の子孫で、金剛流能楽師の宇高通成さん(京都市)を中心に伝統芸能の魅力を伝えようと毎年開催。今年は外国人を含む門下生ら約30人が出演した。
 連吟や素謡(すうたい)の後、「仕舞」では、源平の戦いなどの物語の登場人物になりきった演者が優雅に舞ったり、足を踏み鳴らしたりした。