いざ春節、県内準備着々 上海線の予約率上昇
中国などの8日の春節(旧正月)に合わせた大型連休を機に、今年も多くの外国人観光客の来日が見込まれる。愛媛県内でも上海線の予約率が上昇しているほか、小売店や宿泊施設で受け入れ準備が進んでいる。
中国東方航空の松山―上海線の搭乗率は昨年の7~12月の半年間、30~50%台で推移していた。しかし春節休暇で中国人観光客らを中心に利用が増加する見込みだ。同社松山支店によると、5、8両日の上海発便、12、15両日の松山発便の予約率がともに70~80%台(3日時点)となっている。
松山市の道後商店街にある箸専門店「手作り箸工房遊膳」では、店員が日本語、中国語、英語の3カ国語で表記した案内板を肩に掛けて接客。担当者によると、昨年2月は中国をはじめ、多くの外国人観光客が来店したという。「中国人客にはえとをデザインした箸が人気。名前彫刻サービスも喜ばれる」と今年も期待する。