愛媛県四国中央市内の小中学生がいじめ問題の解決策を自分たちで考える「いじめSTOP愛顔の子ども会議」が25日、同市中曽根町の市消防防災センターであった。市教育委員会が主催し、市内全26校の児童生徒約80人や教員、PTA代表者が、根絶の輪を広げる取り組みを話し合った。
 前半は5グループに分かれ、いじめについて考えるアンケートや人権劇、学年を超えた交流、あいさつ運動など各校の取り組みを紹介。スマートフォンの利用も話し合い、「午後9時以降は使わない」など七つの約束を決めていると発表する中学校もあった。
 後半の全体会では、2学期以降の方針を議論。「ありがとうメッセージをつくろう」「集会やクラスで話し合う」など各グループからのまとめを基に、最終的に「課題を見つけクラスや全校で話し合い、ありがとうを伝え合う」を共通の目標とした。