商品価値の高い工芸品の発掘を目指す「21世紀えひめの伝統工芸大賞」の2014年度表彰式が4日、県議会議事堂であり、準大賞に西条市の竹田昌弘さん(45)が製作した繊維製品「いまばりガーゼショール」が選ばれた。大賞は該当なしだった。
 伝統工芸大賞は01年度、県と砥部焼協同組合、四国タオル工業組合など10団体でつくる実行委員会が創設。今回は68点の応募があり12点が入賞した。
 竹田さんの作品は、従来はオール綿素材が一般的なショールにアクリル繊維を大幅に採用し、吸水速乾性や形態安定機能を持たせた。若者向けインテリア雑貨店での展開も見据えたスマートなパッケージになっていることも評価された。