愛媛県今治市のこまどり、ゆりかごの両幼稚園の園児約100人が18日、今治市中寺のJA越智今治農産物直売所「さいさいきて屋」で自分たちが育てたダイコンの販売を体験し、元気いっぱいの接客で寒さを吹き飛ばした。
 鉢巻きをした子どもたちは、机の上に取れたてのダイコン約500本と漬物約200キロを並べ「いらっしゃいませ」「1本いかがですか」と声掛け。引き寄せられるように次々と客が集まり、約1時間でほぼ完売した。
 こまどり幼稚園の竹内ひなたちゃん(6)は「一生懸命育てたダイコンをみんな買ってくれてうれしかった。おでんにして食べてほしい」と話していた。
 両幼稚園は、子どもたちに命の大切さを知ってもらおうと、市内の田畑で米や野菜などを栽培。金銭教育の一環として収穫物を販売している。