愛媛県新居浜市のボランティア団体「おもちゃ図書館きしゃポッポ」(松山明子代表、40人)の設立20年記念作品展「20年の歩み 私たちの『たからもの』展」が5日、同市坂井町2丁目のあかがねミュージアムで始まった。活動の中で生まれた工夫と夢いっぱいのおもちゃ365種約1万点がずらり。親子連れを楽しませている。17日まで。
 団体は、障害の有無にかかわらず楽しく過ごせる地域づくりを目指して1995年11月に設立。同市高木町の市総合福祉センターで手縫いおもちゃの製作や障害児の和太鼓練習などに取り組んでいる。
 会場には障害児と親15組とボランティアが5年がかりで仕上げた縦3メートル、横2メートルのクリスマスツリー柄タペストリーをはじめ労作が並ぶ。ほとんどの展示品はその場で遊ぶことができ、綿入りお手玉300個の中に飛び込む「お手玉プール」、布製のドーナツやケーキを面ファスナーで取り付けて飾る「お菓子の家」などに子どもたちが夢中になっていた。