けんかみこしや一体走り 松山秋祭り最高潮
愛媛県松山市の旧松山地域の秋祭りは7日、本祭りを迎え、各地の神社でみこしの宮出しなどがあり、盛り上がりは最高潮に達した。
神田町の厳島神社では未明、古三津虎舞保存会が虎舞を披露。笛と太鼓の音に合わせて暴れ舞う虎を勢子(せこ)が鉄砲で退治した。みこしを勢いよくぶつけるけんかみこしもあり、境内に集まった約3000人の観客は祭りの熱気を堪能した。
道後町1丁目の伊予鉄道道後温泉駅前には、伊佐爾波神社と湯神社のみこし8体が集結。観客約7000人が見守る中、豪快な鉢合わせのたびにそろいの法被を着たかき手が波のようにうねった。差し上げが一斉に披露されると、盛大な拍手が送られた。
勝岡町の勝岡八幡神社では市無形民俗文化財の一体走りがあり、みこしを担いだ若者が参道を全速力で駆け抜けた。