子どもの成長を願う5月5日の端午の節句に向け、こいのぼりの製造が愛媛県四国中央市の「村上鯉幟商会」で最盛期を迎えている。初出荷を控えた11日、工場(同市川之江町)には色鮮やかな絵柄を印刷した生地が並び、従業員が裁断や縫い合わせ、検品などの作業に精を出していた。
 同社によると、吹き流しも含め年間約10万匹分を製造しており、昨年12月から作業が本格化。長さ10メートルの特大サイズから40センチ程度の室内用まで多様化しており、子どもの名入れや女の子用のピンクのこいのぼりの注文も増えているという。