スポーツ、文化、観光の3庁は23日、スポーツと文化芸術を融合して観光地の魅力を高めるイベントを表彰する「スポーツ文化ツーリズムアワード2016」で、瀬戸内しまなみ海道振興協議会(会長・菅良二愛媛県今治市長)を入選10件に選んだと発表した。10件から年内に大賞などが決まる。
 アワードは初開催。観光客増加や長期滞在を促し、経済波及効果を生む工夫などを要件に7月12日~8月12日に公募。全国から44件の応募があった。
 今治市や上島町、広島県尾道市などでつくる同協議会は2007年4月に発足。芸予諸島、四国遍路といったしまなみ海道沿線の文化資源を自転車で巡るツーリズム推進や、海外メディアも活用した国内外へのプロモーション活動などに取り組み、広域で滞在型観光を促進している点が評価された。
 10件は3庁と関係団体のホームページや、25日まで東京ビッグサイトで開催中の「ツーリズムEXPOジャパン」で紹介される。