3月末までの予定だった瀬戸内しまなみ海道の自転車通行料金の無料化に関し、愛媛県は25日、2015年度も継続することが決まったと発表した。本州四国連絡高速道路は、地元の要望やレンタサイクルの貸し出し増加に加え「海道を利用する車の台数も増えており、地元負担があれば減収にはならないと判断した」としている。
 本来の通行料金は、来島海峡大橋など6橋で計500円かかる。無料化は14年7月に始まり、県が年度ごとに国や本四高速などと協議。14年度は「瀬戸内しまのわ2014」や国際サイクリング大会などとの相乗効果もあった。15年度は、いかにサイクリストを呼び込むか「勝負の年」となりそうだ。