サッカー日本代表の名物サポーターで、東日本大震災の復興ボランティアに取り組む角田寛和さん(53)=千葉県柏市=が11日、愛媛県松山市空港通5丁目の済美平成中等教育学校で、全校生徒約800人に震災から4年半以上が過ぎた被災地の現状を報告した。
 角田さんは、ちょんまげカツラによろい姿で日本代表や愛媛FCを応援する「ちょんまげ隊長のツンさん」としてサッカーファンに知られる。計80回以上被災地を訪れ、Jリーグのサポーター仲間らと協力して支援を続けている。
 報告会では、カタールの交響楽団と避難所で演奏会を開いたり、愛媛FCのサポーターとボランティアをしたりした様子などを映像で紹介。支援が減少している現状に触れ「どんな形でもいいのでボランティアの目を向けてほしい」と訴えた。