JA越智今治(愛媛県今治市)管内の特産品「甘とう美人」の収穫が本格化している。肉厚でほのかな甘みがある長さ15~20センチのジャンボシシトウで、関西圏に出荷されるほか、今治市や松山市の小売店でも販売される。
 8日は、今治市玉川町畑寺の農業越智高志さん(62)が、近くの約5アールのビニールハウスで、つやつやと輝く実を一つずつ丁寧に摘み取った。越智さんは「今年は害虫も少なく、順調に育っている。県内ではあまり知られていない野菜だが、くせが少なくおいしい。ぜひ食べてほしい」とにっこり。
 同JA管内では15年ほど前から栽培を始め、現在20戸がハウスと露地で育てている。今年は35トンの収穫を見込んでいる。