日本てんかん協会県支部の総会が17日、愛媛県松山市道後町2丁目の県身体障害者福祉センターであり、会員ら約30人が専門医の講演などを通して、てんかんの症状や発作の対応法などを学んだ。
 てんかんは脳細胞の過剰な興奮によってけいれん発作などが起こる病気。100人に1人の割合で発症するとされる。
 梶浦病院(松山市)の日下部太郎脳神経外科部長(51)が講演し、てんかんの代表的な発作について説明。地震と震源地の関係を例に挙げ、脳内の発生部位(焦点)によって発作の出方が異なると解説した。発作は数分で治まることが多く、「慌てずに顔を横にして誤嚥(ごえん)を防いで」と呼び掛け。割り箸や指などを患者の口に入れる行為は、口や喉を傷める危険があり、絶対にしないよう注意喚起した。