とべ動物園のヒグマ「リボン」死ぬ
県立とべ動物園(愛媛県砥部町上原町)は9日、ヒグマの「リボン」(雌、23歳)が慢性腸炎による衰弱のため死んだと発表した。園は「体調を崩してからずいぶん長く頑張った。ゆっくり休んでほしい」としている。
園によると、2月から食欲にむらがあり、下痢が続いていた。血液検査などではっきりとした原因は特定できず、抗生剤や整腸剤などで治療していたが、8日朝、寝室で死んでいるのを飼育員が発見した。寿命は25年程度とされる。
リボンは1993年1月に園で生まれ、人工哺育で育った。幼いころは来園者と直接触れ合ったり記念撮影したりするなど愛らしい姿が人気で、成長しても人懐こい面があったという。
園のヒグマは母親の「ピリカ」1頭になった。